2013年2月8日金曜日

これは経済的! ライブアレンジ・リサイクル


クロコダイル・ラップ氏は夜の街を Get Away してしまった。

エントリー5回目にしてついに

『世界初!クロコダイル・ラップ専門ブログ』

は終りを告げることになった。



初っ端から腹にもたれる話が続いたので
今回は1回でサラッと読めるものを目指している。

さらにエントリータイトルにも「経済的」という言葉を使い
人妻 主婦層を取り込もうという狙いだ。

わたくしポコ太は、そういうところは抜け目がない。
(そういうところってどういうところだよ)




というわけで今回のテーマは

[ライブやレコードにおけるアレンジの再利用]



これは以前のツアーでやったアレンジを
もう一度演奏する、というものではなく
全く別のアレンジ、別の曲に1部を再利用するというものを指す。




早速行ってみよう。


・84年6〜7月のライブハウスツアーにおける

「OPEN YOUR HEART」のエンディング
   →「FAIRE LA VISE」CD ver.のイントロに

「Lovin' you」のサビ 
   →「All-Right All-Night」CD ver.のイントロに




・85年 Dragon The Festival Tour 「ACCIDENT」のエンディング
   → 86年 FANKS DYNA-MIX Tour「ACCIDENT」のイントロに



・86年 FANKS "FANTASY" DYNA-MIX「1974」の間奏
   → さらに発展させた形で
     87年 FANKS! BANG THE GONG Tour
     「Your Song 〜 1974」のつなぎ部分に



・88年 NHK紅白歌合戦
「COME ON EVERYBODY '88 FINAL MEGA-MIX」の間奏
   → 89年 CAMP FANKS!! '89
    「Come On Let's Dance 〜 Be Together」のつなぎ部分に



・89年 CAMP FANKS!! '89
「Be Together 〜 Come On Let's Dance」のつなぎ部分後半のリフ
   → 小室哲哉ソロ「SHOUT」CD ver.のイントロのリフに

    (ちなみにDVD「FANKS the LIVE 3 CAMP FANKS!! '89」では
     この部分に入る瞬間にカットされて
    「Come On Let's Dance」に繋がれている)





あ、あと小室哲哉曰く CAROL Tour で一時期演奏された

「Lo Spettacoro Comincia Alle 20’e Bellissimo」
   → 「DIVE INTO YOUR BODY」

…らしいんだが、ポコ太は
「Dragon The Festival」の New ver. だと思い込んでいただよ。
というか、今思い出してもその印象しかない…。





とりあえず気がついたものを列挙してみた。
他にもあれば是非教えてください。







なお「OPEN YOUR HEART」
   → 小室哲哉ソロ「OPERA NIGHT」などは
アレンジではなくメロディーの再活用なので除外したが、
84年6〜7月のライブハウスツアーにおいて演奏された

「I wanna be with you曲名ついては仮称)
   → そのまんま「NERVOUS」CD ver.

についてはアレンジに関わる部分のみふれておきたい。




「I wanna be with you」では「NERVOUS」のBメロにあたる部分
( ♪ 約束いつまでも待ってる大人に〜)のメロディーがサビになっている。

「NERVOUS」のサビ部分はというと
イントロやエンディングのフレーズとして演奏されている。



この部分、確かに雰囲気は似ているのだが
「NERVOUS」のサビが単純に {G-A} というコード進行なのに対して
「I wanna be with you」のイントロは
上昇していく Bassline やヒネリのきいた2小節目後半など
すごくキーボーディスト的なつくりになっていて
実際、鍵盤で弾くととても気持ちいい


譜面を用意したので、みんな押し入れから
『EOS』を引っ張りだしてチャレンジしてみよう!


1984年7月17日 バナナホール(大阪)でのLiveより採譜












最後にリサイクルでは無いのだが作為的な流用。


87〜88年 Kiss Japan Tour「Don't Let Me Cry」の最後の〆
→ 当時からどこかで聞いたような気がして
モヤモヤしていたのだが5年程前に気がついた。

    ↓コレじゃん!!(3:22〜に注目)


ELO - Yours Truly, 2095

リハーサルではみんなニヤニヤしながら演奏していたんだろうなぁ。
実は今回のエントリー、これが言いたかっただけなのだ。





さて今回は一番有名な「COME ON EVERYBODY」の件にふれなかった。
「Come On Let's Dance」のエンディングから
「COME ON EVERYBODY」のリフが作られたと言うやつである。

この件に関しては他の見方もあるので
独立して次回のテーマとする予定だ。



んじゃ、また。




(2013.02.21)
・「I wanna be with you」の譜面に音声動画を追加しました。




4 件のコメント:

  1. 「20 Years After -TMN通史-」の管理人です!
    先日は書き込みをありがとうございました。
    お返事が遅れてすみませんでした。

    Kiss Japan TourのDon't Let Me Cry、細かすぎるご指摘、敬服いたします(笑
    たしかに同じですねえ。
    あと読売ランドとBang The Gong Tourの1974の間奏は、どっちも映画「未知との遭遇」の引用です
    宇宙を扱ったものということで、使ったんでしょうね。

    今後もマニアックなブログ、楽しみにしています。
    私のブログにもリンク貼らせていただきました。
    まずいようでしたらご連絡下さい。

    返信削除
  2. 青い惑星の愚か者様
    お忙しいところ、わざわざコメントありがとうございます。
    相互リンクさせて頂きました。
    これからもよろしくお願いします。

    実は次の更新のおまけに書こうと思っていたんですけれど、
    「1974」のリフって元ネタは
    未知との遭遇の交信音じゃないかと思ってるんです。

    一応、1ヶ月に4本はエントリーを書くと自分に課しているので
    また近々更新します。よかったら見てやってください。

    そちらにもまたお邪魔させていただきますね。

    返信削除
  3. Lovin' you とか I wanna be with you 作品なんとかカタチにならないかな~

    返信削除
    返信
    1. さすがにその2曲は難しいと思うけど、
      来年公開の映画でどれだけ未公開の映像が世に出るかによって、
      今後を占うことが出来るのではないでしょうか。

      なんか緊張してきちゃったよ…。

      削除