2015年11月14日土曜日

Let's ネガティブ☆ 〜後ろ向きで行こう〜 その3


熱く繰り広げてきた 秋のネガティヴ祭り もいよいよフィナーレ。

祭り開催中にもかかわらず、つい気を抜くと前向きになってしまう
迂闊なあなた には、こちらのエントリーもオススメしておく。



これを読んで(後ろ向きに)気合が入ったら、是非この先を読み進めてほしい。

最後を飾るのはこいつ!
DVD 「RHYTHM RED LIVE WORLD'S END II」だ!!
(以下「WORLD'S END II」)





ネガティブ☆その3
DVD 「RHYTHM RED LIVE WORLD'S END II」


最初に断っておくが、今回のネガティヴ☆ヒーローは
あくまで「WORLD'S END II」である。
「WORLD'S END I」の方は今でもミツカワのお気に入りであります。


いやいやいや、その2つになんの違いがあるんだよ!?


これが実はいろいろあるんですよ、奥さん…。
というわけで、まずは軽いジャブから。







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♫ 八千草薫よ永遠に…。


1990〜91年に行われた “TMN” としての初ツアー「RHYTHM RED TMN TOUR」を収録した
ビデオ「RHYTHM RED LIVE WORLD'S END」は1991年に発売された。
その後2005年、他の既発映像作品とともにDVD化。

元々は「I」「II」と、2つに別けて売られていた物を一つにパッケージするという、
その お得感 に惹かれ、自分は発売と同時にコレを購入した。
(これひとつ買えばVHS2本を処分出来る、というウサギ小屋的発想も当然あった)


帰宅するや否や、早速デッキにDVDを投込み鑑賞する。
「I」の方は問題ない。散々見慣れたVHSと同じだ。当たり前だ。
意味もなく曲頭に巻き戻してみたりして、DVD化の恩恵を堪能し悦にいる。



しかし「II」を見始めてしばらくすると、妙な感覚に囚われた。



俺、眼が疲れてるのか?
自慢じゃないがこのミツカワ、眼と歯以外はボロボロだ。(注)
  (注)本来なら『眼と歯だけは健康』と書くべきところであるが、
     ネガティブ祭りの趣旨に沿うように表現してみた。


しかし何度見てもおかしい。
特定のカメラアングルになると画像がボヤけるのだ。
"ボヤける" というより "ブレる" という感じか。
アナログ放送時代のTVでみられたゴースト現象のような感じ。




例えばこのカメラアングル。



同じ遠景でもこちらのカットではボケていない。





とはいえ、このサイズに縮小してしまうと違いが分かりづらいだろう。
比較用にこの2つの一部分を合わせたのが、こちら。


人物のボケ方も酷いが、ドラムセットのフレーム部分なども、
同一の映像商品とは思えない画像クオリティ である。



ちなみに良いカットは本当に素晴らしく良いので、その落差に困ってしまう。
この画像などは画面手前のパーカッションセットのフレームなど、とても綺麗に写っている。





その後も画面のピントが合ったり外れたりを不規則に繰り返しているようで、
集中して見れば見るほど 頭が痛くなってくる。

当時、まだDVDに不慣れだった自分は
『画質が(部分的ではあるが)悪いDVD』ということが飲み込めず、
これはひょっとして製造ミスかと、思わずソニーに直接問い合わせてしまった。





電話に出た、若いころの八千草薫似のお姉さん(もちろん声からの勝手な想像である)は、
担当部署に問い合わせた上で、丁寧にこう返答をくれた。






    『マスターテープの劣化だそうです』






その時、初めて「RHYTHM RED TMN TOUR」から
すでに15年の時が経っていることに気が付いたミツカワであった。



しかし、劣化なら特定のカメラアングルだけに発生するのも変ではあるが、
今更なにかを言う気にもなれず、
若いころの八千草薫似のお姉さんに簡単な礼だけをして、受話器を置いたのであった。

元々この作品(あくまで「II」の方ね)にあまり執着がないため、
深く追求をしなかったわけだが、その理由はこのあとを読んでもらうとして、
この DVD化時から気になり始めた新たな問題。
ソニーの説明通り、時の経過によるマスターテープの劣化なのか、
それともビデオ発売時から抱えていた問題だったのか…。




というのも同じDVD化によって新たに露呈した問題には先例があるからだ。
「FANKS the LIVE 2 KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」(2004年・DVD化)である。

「Resistance」のエンディング。
松本孝弘のギターソロのバックで
小室哲哉のバッキング音が音割れしている。

画ではこの辺。
ギターソロ13小節目で左側にノイズが入り20小節目の辺りで、もう一度小さいノイズが入る。



こちらはビデオを捨てる前に確認したが、
ビデオの時点で、すでに音割れしていた。
ただアナログテープ特有のヒスノイズやナマリ方のおかげで目立たなかっただけなのだ。
それがDVDとなったせいで目立つようになってしまったという顛末。




ひょっとしたら「RHYTHM RED LIVE WORLD'S END」も同じなのかもしれない。
ただ、DVD購入直前に
(まさかこんなことになるとは思わなかったので)
VHS版は処分してしまったために、比較することは出来なかった。



さて、これはあくまで余談である。
ここから先はビデオ発売時より元から抱えていた問題。







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♫ おしゃれ(イントロ)泥棒


「TIME TO COUNT DOWN」 のシンセによるイントロ部分が、
何故か CD音源に差し替えられている。



理由は不明だが、少し推測してみよう。

実はこの部分、ツアーでは年を越した1991年1月6日・鹿児島公演初日から、
それまでの半分の長さに短縮された。
見方によってはアルバムバージョンからシングルバージョンに変更になったともとれる。

これも理由は不明だが、おそらく曲順の変更に連動していると思われる。


ツアースタート時の「TIME TO COUNT DOWN」は
中盤の各メンバーのソロ演奏が終わったあと、後半スタートの位置で演奏されていた。
(そう考えると前回の「Tomorrow Made New」と同じ位置ですな)
この時点での本編エンディングは「Get Wild」(その後「All-Right All-Night」に)


しかし『TMNのツアーなのに
TM NETWORK の曲で締めるのはおかしい』という声が上がり、
年明けの公演から「TIME TO COUNT DOWN」がエンディングに座るようになった。

このため前曲「All-Right All-Night」のエンディングから一気にたたみかけようという意図で
該当部のサイズを縮めたのではないかと思われる。

だがビデオ化の際、宇都宮隆のイメージシーンを差し込むにあたって 尺が足らず、
しかたなく(1分近くある)CD音源から流用することになったのではないだろうか。


宇宙人の捕獲現場



本来のライブではこの部分、
「All-Right All-Night」のエンディングで
(とくにショルダーキーボード破壊がある日は)大いに盛り上げ
→ 一瞬の暗転
→ 暗闇の中からこのイントロが聴こえ
→ 小室哲哉1人にピンスポットが当たる、
という非常にテンションが高く、スリリングな流れで印象的だった。

それがこのような編集になってしまい、自分としては残念でならない。




…とはいえ、ここまではまぁ受け入れられる。
しかし、ここから先が問題 なのだ。
次は「I」「II」両方にまたがって発生している問題。








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♫ 君の声が聞こえ…ません!


ダンサー林選による女声コーラスが完全にカットされている。


彼女はダンサーとしてだけではなく、OPからの4曲にコーラスとして参加しているのだが、
このDVDにはその内3曲(「69/99」「Get Away」「Tomorrow Made New」)も
収録されているにもかかわらず、
どの曲からも女声コーラスは聴こえてこない。


映像だけを見た人は、
『この人、ただ口をパクパクさせるだけじゃないか』と思われるかもしれないが、
実際は TM NETWORK 時代ではありえなかった『生の女声コーラス』が大きい声で聴こえ、
とても華やかであった。

そのため自分には本来の音に比べ、ひどく単調(モノトーン)な演奏に聴こえるのだ。
(これがRHYTHM RED ver. の「Tomorrow Made New」を好かない理由のひとつでもある)





一応このDVDに残されている痕跡をたどると
「Tomorrow Made New」の最後で演奏がカットアウトになり、
アカペラ・コーラスだけが残るところ。
その終わりの方で、恐らく誰かのマイクに被った彼女の声が微かに聴こえてくる。



なお当時、TV『eZ』で放送されたこのビデオのアウトテイク(別会場)である
「69/99」では彼女の声が聴こえる。
(残念ながらこの時放送された他の曲には、元々コーラスとして参加していない)


どうしてこうなったのか謎であるが、
ひょっとして “ダンサー” としては商品化まで含めたライブサポート契約を結んだものの、
”コーラス” としての商品化契約まではしていなかったのだろうか?

あくまで推測であるが、
そうとしか考えられない消されっぷりである。

我々は真の「RHYTHM RED TMN TOUR」をいまだ聴けていないのだ。
(そういえば今年は「RHYTHM RED TMN TOUR」25周年ですね。ソニーさん…。
 もう今年終わっちゃいますけどね、ソニーさん…)





なお『声が聴こえない』という点では「Come On Everybody」のBメロも同じ。

実際のライブでは ♫〜 らーらーららーら という、木根・葛城による、
まるで昭和ムード歌謡のようなコーラス が付いていて、
かなり悪目立ちしていたのだが、これもバッサリ切られていて…

ま、これはいいや…(←勝手なやつ)





そして次こそ、ミツカワが初視聴時より耐え難きを耐えてきた
最大のネガティヴ☆ポイント!








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♫ おしゃれ(ベース)泥棒


このDVD、ベース音がペラペラ である。
もちろん部分部分ではあるのだが、ベースの存在感がかなり薄くなっている。

これこそミツカワがこのDVD「WORLD'S END II」を見ない最大の理由である。
これはVHS発売当初からの問題なのだが、
なぜこんなことになっているのか、ほんとに不思議だ。


「RHYTHM RED TMN TOUR」の中心コンセプトであったハードロックといえば、
ゴリゴリのベース音があってこそだ。

いかに Ritchie Blackmore が、Jon Lord が、スタープレイヤーであっても、
Roger Glover がやる気をなくした瞬間、
Deep Purple なんてペラペラの薄っぺらいへなちょこバンドになってしまうのだ。




この謎の深いところは
「WORLD'S END I」の方は特に問題ない こと。
ミツカワの好みとしてはもっとゴリゴリと主張した音にして欲しいが、
それを差し引いても、十分存在感のある音となっている。


それなのに「II」のベースはどうだ?!


薄い音にミックスされていて、場所によってはほとんど聴こえない。
そのせいでバスドラムのアタック音がペタペタと聴こえてきて
貧相にすら感じる 部分がある。




一番酷いのが「All-Right All-Night」のAメロ。
次が「Get Away」のAメロ。

どちらもフレーズが動く箇所では存在を確認できるのだが、
同一音を連打している所では、まるで気を消しているようである。

問題ない部分との落差を見ると、どうも音域のせいに思える。



断っておくが 実際のライブでは当然ゴリゴリに聴こえていた。




当初は収録内容が「I」の方はシンセベース系の音色(を使う曲)。
「II」の方が弦ベース系の音色にそれぞれ偏っているから、そう聴こえるのか?と思ったが、
さすがに
バスドラムのアタック音だけが聴こえてくるようなレベル では、
やはり単なる音色の違いとは思えず、これはミックス作業の違いが原因と考えるしかない。

自分は当初、
ベース・トラックがミュートされた状態で出荷されたのか
と思ったくらいだ。



なお、ここまではスピーカーから音を出した状態の話。

一応、ヘッドフォンなどで聴くと低域の圧は感じとれるので、
最低限の(本当に最低限の)役割は果たしているのだが、
ハードロックというジャンルを想い描いた時のベースとは存在感が違いすぎる。
これではまるで 塩対応ベース と呼びたくなる。





なんでこんなムラができたのか理解できないが、
ひとつ気になるのはこのDVD、ベース音がかなり加工されていること。

実際のライブでは、多くの曲でFM音源によるギゴガゴした
かなりキツ目のアタック音が付いていた。
ちょうどCD「RHYTHM RED」収録の「WORLD'S END」のベースと同じ系統だ。

しかしこのDVDではお聴きのようにこの アタック音が完全に消され、
かなり落ち着いた音色になっている。
この加工の工程に何か問題があったのかもしれない。



ライブ本来のベース音は
CD「TMN COLOSSEUMⅡ」収録の「The Point Of Lovers' Night」で聴くことができる。
こちらも加工はされているのだろうが、まだ本来の音に近い。
特に歌い出しの ♫〜 電話ボックスに〜 という部分を聴くと、
かなり強いアタック音が付いていることがわかるだろう。

しかし同テイクの素材を使用しているはずの、
このDVDにおける「The Point Of Lovers' Night」ではアタック音が消され、
かなり 丸っこい音に加工されている。



だがDVDも本来は派手な音だった事は、注意して聴くと
所々かすかにアタック成分(注)の痕跡が聴きとれることで分かる。
(注)洗剤の話ではない。




これが判りやすいのが「All-Right All-Night」
最後のサビが終わり、演奏を中断して宇都宮隆が観客にコーラスを要求するその直前。
ハイハットだけでリズムが刻まれる中、断片的にベースのフレーズが挿入される。

画としてはこの辺っす。ちなみに奥でスタッフが破壊用のKX5を用意してますな。



このときのベースには、かなりキツいアタック音が聴きとれるだろう。
「Get Away」も 「All-Right All-Night」も
本来は、全編この音色だったのだ。
DVD「WORLD'S END II」のベース音が、いかに加工されているか伝わっただろうか。



この件、なまじ問題のない「WORLD'S END I」が
比較対象として存在している ことで、
余計に気になってしまうのだ。



頭に書いたようにゴリゴリのベース音はハードロックの肝である。
それがこの状態ではとても気持ちよく聴くことができない。
演奏している画面(えづら)のテンションが高いだけに、
余計に 音との落差を感じてしまい、しらけてしまうのだ。

おかげで自分は今も「I」ばかり見て「II」は見ない状態が続いている。
つまり何が言いたいかというと…


                 ・
                 ・
                 ・
                 ・
                 ・


今年は「RHYTHM RED TMN TOUR」25周年 ですね。ソニーさん…。







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(追記 2018年8月3日)

2015年
30周年記念と銘打たれた映像作品
「TM NETWORK THE MOVIE 1984~」がリリースされた。
この中に「RHYTHM RED LIVE WORLD'S END II」に収録されていた映像の内、
次の3曲が流用されている。

「69/99」
「TIME TO COUNT DOWN」
「LOOKING AT YOU」

映像的には一部に被せてあったイメージ映像が外されているものの、
基本、既発のDVDと同じである。

しかし、驚くべきはその音声。
ここで散々愚痴ったスッカスカの低音が見事に改善されている!
というよりMIX全体が全然違う!!



「TIME TO COUNT DOWN」を例に挙げると、
判りやすいところではイントロでウツが「Time To Count Down」とコールした直後、
バンドインする瞬間にドゥウンと入ってくるベース音。
それ以降も一貫してゴリゴリとした低音が続き、心地よい。
パツンパツンいっていたスネアの音も、ナチュラルで深みのある音色になっている。
既発のビデオ(及びDVD)に比べて、こちらはかなりライブ会場で感じたバランスに近い。

「69/99」でも、タムの胴鳴りなどが聴こえるようになり、
全体的に重心が下がって安定感を感じる。
(「LOOKING AT YOU」はベース音がどうこういう曲でもないので省く)

「RHYTHM RED LIVE WORLD'S END II」以外の他の曲にも手は加えられているが、
これらは全体の統一感を出すための調整レベルであるのに対し、
この2曲はあからさまに別物へと変貌を遂げている。



これを "希望" と呼べるかと問われると微妙ではあるが、
少なくとも制作側が
・他の映像と並べた時、元の商品の音では相当手を加えないと繋がらない(問題有り)と判断した
・音声バランスは今からでも弄ることが出来る
ことは証明されたわけだ。

まあ証明されたからといっても、その先に繋がらなければ意味はないのだが、
とりあえずこの件でミツカワは2〜3年、夢を見ようと思います。
I Wanna See The Fantasy!





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さて、ミツカワの 全身全霊を傾けた秋のネガティヴ祭り。
いかがだったでしょうか?


ここで、ネガティヴ祭りの最後を飾るにふさわしい
ネガティヴなお知らせ。

例の「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」企画、
前々回で『次回は11月下旬』とお知らせしましたが、
ドライブが… いや 諸事情により、12月にずれ込む見込みです。
まったく嫌な世の中ですね☆


んじゃ、また!!









13 件のコメント:

  1. CAROL TOUR来なかったかぁ、、、「チッ」。それはさておき、「World's End II」って、TMのライブでは初めてライブの大部分が収録された商品でしたよね。「I」と合わせて、少し曲順を我慢すると完全収録に近い形だったと思います。私はそれだけで満足だったので、ここまで細かい音のことは気にしていませんでした。今度、時間がある時にじっくり見て(聴いて)みたいと思います。ところで、Rhythm Red Tourから25年なんですね。ということは、MTRからは15年、、、早いですねぇ。Rhythm Redは残念ながら1公演しか見れなかったのですが、ホールの1F 3列目でかなりステージに近かったのが思い出です。あとは、当時私が住んでいた地域では3公演あったのですが、高校の授業が終って自転車を飛ばしてメンバーの楽屋入りを見に行きました。あれから 25年、自分は少しは大人になったのか、、、疑心暗鬼になってしまいますが、このサイトを見ると、ポコ太様から「君は一人じゃない」と言ってもらっているような気がします。これからも楽しみにしています。

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    1. >>CAROL TOUR来なかったかぁ、、、「チッ」

      良い子のみんなで声を合わせて呼ばないと、待ってるだけは来ませんよ。
      せーのっ「助けてー、きゃろるつあー!!」


      >> 少し曲順を我慢すると完全収録に近い形だった

      ただ、うまい具合に色分けして分割したので、
      全体像が見えなくなっているかなという気はします。
      「II」を見るとまるで、ハードロック一本やりに見えるじゃないですか。
      実際はもうちょっとバラエティに富んでた感じがするんですよね。
      自分が1番印象に残ってるのは、葛Gのソロコーナーです。

      メンバーが全員捌けて一人ぼっちになった代々木体育館の広いステージ。
      暗闇の中、1人ピンスポットを浴びて生声(!)で歌う姿には、
      TMライブのギター = 松本孝弘というイメージを吹き飛ばす力が確かにありました。
      ただ生声だったので、もし全編収録されていても声は入っていないでしょうね…。


      >>自分は少しは大人になったのか、、、

      高校生の時は入り待ちだったのが、
      今はディナーショーに行くようになったじゃないですか!
      自信が無いなら、ここで僕がはっきり言ってあげます。
      「君は1人じゃない!君は7人だ!!」

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  2. ミツ太さん!
    僕ね、RHYTHM RED TOUR、生で見てないのですよ。
    ビデオが編集されまくりな時点で、実際のライブと音のニュアンスが違うのは予想してたんですが、
    やっぱり全然違ったんですね。
    このライブ、ほんとに生でみたかったなぁ。

    DVDにそんな画像劣化の問題があったとは。
    うちは相変わらずVHSで鑑賞しています。

    しかし、TMってサウンド重視なグループっていうイメージが強いのに、
    なんでビデオ作品の音にこんなに問題がたくさんあるんでしょうね。

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    1. >>ミツ太
      新種誕生か!


      偽ライブ映像とのmixってパルコライブの印象が強いですけど、
      加工度合いで言えばこの「RHYTHM RED LIVE 」も同レベルだと思います。
      特に「Ⅱ」でのウツの印象的な表情って、今見直すと、
      ほとんどオフ日に収録した偽ライブ映像ですもん。

      あと「All-Right All-Night」のラストでいよいよ今から小室哲哉のキーボード破壊が始まるという瞬間(すでにKX5での演奏音も聴こえてきている)に強引にエンディングの演奏に繋げるのは映像も全く繋がってなくて酷いなと思います。


      そうそう、画質の件で本文に書くの忘れてましたけど、
      この時、僕が見てたのはアナログのブラウン管テレビです。
      それでもこんな感じにブレて見えたので、純粋にメディア側の問題じゃないかなと。
      そちらのVHSではこの画質のムラ、気にならないでしょうか?



      >>TMってサウンド重視なグループっていうイメージが強いのに

      意外と映像作品(の音声部)に関しては保守的な感じがしますね。
      せっかくBlu-rayなのに音質はDVDと同じとか。
      それと、サラウンドシステムなんて、
      TMのライブを再現するためにあるシステムだと思うんですよね。

      実際のライブでサラウンドで流れた音って、
      商品化の際に2chにミックスし直してるわけで、
      使ってる音が同じでも印象が全然違うんですよね。

      個人的には武道館の「Maria Club」イントロが別物になっちゃってる印象です。
      DVDだと1音目から『はい!Maria Club スタート』って感じがしますけど、
      実際の会場ではもっとカオスな感じで、
      そこから少しずつ「Maria Club」の顔が浮かびあがってくるって感じでした。

      あの時『あ、「Maria Club」だ!』と気づいた瞬間の鳥肌をもう一度味わいたいなあ。
      今ならそれを出来る器があるのになあと。

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  3. 更新お疲れ様です。
    リズレは僕が初めてTMのライブに参加した思い出深いライブです。
    ですが、ライブビデオのworld endとアルバムリズレは僕もあまり好きで無い音源の一つです。
    曲じゃなくて音がです。
    この頃の音ってやたら高音が強調されているような気がしてなりません。
    これって僕だけかなぁ?

    しかし、改めてライブ音源ってどうにでもなってしまうんだなぁとちょっと残念な気持ちに。
    コロシアムのイパネマ84でそれは分かってることですが、world endのは意図が分からないだけに…ねぇ。
    FANKS FANTASY DYNA-MIXといい、いろいろ暴露される度にこちらもネガティブな気持ちになってしまう。

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    1. >>この頃の音ってやたら高音が強調されているよう

      あ、確かに僕もそう思います。
      「Digitalian 〜」の時はそれが気持ちよかったんですが、
      「RHYTHM RED」というか、ハードロックには全く合わない音質でしたね。

      「TIME TO COUNT DOWN」なんかは、むしろその合わなさがサイボーグ的で僕は好きなんですけど「69/99」みたいな正統派ハードロックになるとイヤミに聴こえます。

      「EXPO」リリースの時に『「RHYTHM RED」は時代を考えるとやりすぎたから、今回は少し抑えた』みたいなこと言ってましたよね。
      「RHYTHM RED」でのシンクラヴィアのサンプリングレートのことだと思うんですが、単にCD音質へダウンコンバートするにあたっての技術的な問題だったのか、それとも音質的になにか気になる点があったのか。



      ところで、今回のこのコメントに対して全ミツカワによる厳正な投票の結果、
      『第1回☆秋のネガティヴ祭り大賞』を送らせていただきます。

      絶望ではなく、ペシミスティックでもない、
      自然体のネガティヴさが漂う素晴らしいコメントというのが受賞理由です。
      どうもおめでとうございます。
      今後続々とライバルが現れると思われますが、
      日頃の鍛錬を忘れずネガティヴキングとしての誇りを持って頑張ってください。
      …いや、頑張らないでください。

      削除
    2. おお!こんな名誉な賞をいただけるなんて嬉しい…です?
      ミツカワさんのさらなるネガティブネタを楽しみに待ってますよ。

      削除
    3. 『ネガティヴキングとなって喜ぶ』というのは、
      はたしてネガティヴなんでしょうか。
      それとも、ものすごいポジティブなんでしょうか(笑)

      削除
  4. いつも素晴らしい検証ですね。
    コロシアムのThe Point Of Lovers' Nightを初めて聞いた時、ゴリゴリしたベースとパーカションの音に聞き覚えがなく、今の今までずっEXPO辺りの音源だと思ってました。

    carolのデラックス版もカットによってかなり綺麗だったり(新規カットが多い、FANKS the LIVE 3用?)、非常に悪かったり(ホントに衛星生中継のせい?)と、違和感のある内容でした。音源はよくなってるけど相変わらずドラムは篭ってるし・・・

    GROOVE GEAR収録のCome On Let's Danceにも恐らくマスターテープに起因するノイズ
    が入ってたりとTMのライブ映像・音源の管理は結構ずさんなのかもしれませんね。(FANKS FANTASY DYNA-MIXは別の事情がありますが・・)

    YMOみたいにマスターテープ自体を紛失してるのに比べたらまだマシだと思いますが、アルバムの再発はしたのに中々ライブ関連のDVD・CDを出さないのは音源・映像のどちらか、あるいは両方が劣化してしまって出すに出せない状況なのかもしれませんね。
    これ以上劣化しない内に早く出して欲しい所です。



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    1. どうもはじめまして。
      コメントありがとうございます。


      >>The Point Of Lovers' Nightを初めて聞いた時、ゴリゴリしたベースと

      どうもこのアタック成分はベロシティ制御していたようで、
      COLOSSEUM版で垣間見えるのですが、かなりムラができてしまっているんですよね。
      これもビデオ化の際、消されてしまった理由かなと思います。


      >>carolのデラックス版

      実はこちらも未だ見てないのですが(汗)これはもう発売時に謳っていたように、
      新しく見つかったカメラロールと、今までのマスターテープを混ぜて編集したからでしょうね。
      しかし、わざわざこーゆー『衛星中継素材のリミックス』なんて
      変則的なものが出てくるって事は、
      本来商品化用だった「FANKS the LIVE 3」のカメラ単位の素材は、
      もう無いという事なんでしょうか…。


      >>GROOVE GEAR収録のCome On Let's Danceにも〜

      これ全然気づきませんでした。
      いったいどの辺なんですか?


      >>出すに出せない状況

      あと市場でのTM NETWORK自体のプレゼンスも下がっているんだろうなと。
      ファン同士で話していると夢見がちになりますけど、
      「QUIT30」でもホールツアーが独立した商品にならず、
      ボーナストラック扱いなのもそういうことなのかなと思ってしまいます。
      あ、これはネガティブ祭りとは関係なく、重箱始めてから思うようになったことです。

      なので一般ルートの商品化はもう期待していないんですが、
      せめてソニーの直販サイトでやっているような
      『購入希望者が一定数に達すれば商品化!』みたいな企画で
      なんとかならないかなぁと日々思っています。

      というか、もう一部分だけでもいいから「kiss Japan tour」出してくれよ!!!

      削除
    2. わざわざ返信有難うございます。

      GROOVE GEAR云々の下りですが思いっきり間違えてました。
      ノイズがあるのは「DON'T LET ME CRY」の方でした。
      こちらの方はもう知ってるかもしれませんがボーカル直前のイントロ部分で
      右側のチャンネルから結構な音量でノイズが聞こえますね。

      最初はTMN final live LAST GROOVEの69/99の葛城さんのギターソロと同じ
      音量の上げ過ぎによる音割れかと思ってましたが、TMの裏事情に詳しい親戚から
      マスターテープ自体の劣化によるノイズだと教えてもらいました。

      ちなみに「kiss Japan tour」関連の映像・音源ですが例の親戚の話によると
      保管場所の関係から公演・曲ごとに状態にかなりムラがあって
      FANKS the LIVE 2の映像にかなりエフェクトがかかってるのも
      元の画質の悪さを誤魔化すためらしいです。知ってたらすいません。

      削除
    3. >>ノイズがあるのは「DON'T LET ME CRY」の方でした。

      やはりそうでしたか。これは僕も発売当初より気になっていました。
      ただこの件は謎であると同時に、大きなヒントも与えてくれていると思います。

      お分かりだと思いますが、次回からまた「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」の話題に戻ります。
      今回の途中で挟んだ「Resistance」のノイズの件はそれに向けた伏線だったわけなんですが、
      それと同時に「Don't Let Me Cry」だけでなく、他の曲もこの観点から採り上げる予です。
      これについてはよろしければ次回も目を通していただいて、御感想をいただけるとうれしいです。



      映像に関しては初めて知りました。非常に興味深い話です。

      >>「kiss Japan tour」関連の 〜 公演・曲ごとに状態にかなりムラがあって
      これは「Kiss Japan Tour」(ホールツアー)の記録が複数あると捉えてよいのでしょうか?
      それともここでおっしゃっているのは「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」(アリーナツアー)のことを仰っていたのでしょうか?

      またエフェクトがかけられているというのは、このビデオで多用されている映像の多重重ねのことでしょうか?
      それとも通常の映像部分で、例えば明度を弄って暗くしているなどでしょうか?

      削除
    4. 新しい情報がアップされないので、コメント欄を何気なく見たのですが、なかなか生々しい情報も入っていますね。過去音源、過去映像、、、、なんとか欲しい。映像は仕方ないにしても、普通音楽をやってる人間(本人)なら、自分のライブ音源は大事に持っているものだとは思うのですが、、、この私でさえ、あの恥ずかしい音源を、、、、、今も大事に、、、、

      削除