なんだよ切実企画ってw と、思ったアナタ。
そう、あなた。
読み進めるがよい…。
読み終わる頃には、きっと貴方にもこの『切実感』が伝わる筈、フフフ…。
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既発のライヴDVDの『完全収録版』が出ないものかとボヤいているポコ太。
なにせ来年はデビュー30周年のメモリアルイヤーである。
いやがうえにも期待が高まる。
というか、このチャンスを逃すと腰の重いSonyが何かしてくれるとは思えない。
実際、20周年の時は
・『一年間期間限定』とはいえ、
・ 衛星生中継映像そのままのパッキングの為、
『画質・音質・おまけにカット割も酷い状態』とはいえ、
・ 特別出演ゲストのために『1曲だけカットされてしまった』とはいえ、
「CAMP FANKS!! '89」を、ほぼ完全収録したDVD
「CAROL the LIVE」を発売してくれているのである。
ポコ太としては、この企画・決断をした関係者一同に、
土下座して感謝したい。
…しかし、…しかし、本当のところ欲を言えば
欲しいのは『完全収録』ではなく『初映像化』である。
欲しいのは『完全収録』ではなく『初映像化』である。
みなさんもそう思うでしょう?
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いつ、どこで、誰の発言だったのか、まるで覚えていないのだが、
TM 以外の、当時エピックソニー所属のアーティストの発言だった。
その発言とは…
『イサクの撮影はフィルム代がかかるから、
必要なところしか撮っていない』
必要なところしか撮っていない』
この『イサク』というのは、当時エピックの映像ディレクターだった
映像作家、坂西伊作氏のことだ。
映像作家、坂西伊作氏のことだ。
手がけたアーティストは
佐野元春、矢野顕子、岡村靖幸、渡辺美里、大江千里、ストリート・スライダーズ、
CHARA、エレファントカシマシ、遊佐未森、JUDY AND MARY、などなど…。
キリがないのでこの辺にしておくが、80~90年代の日本に生きていて、
彼の映像に触れたことがない人はいないだろう。
"フィルム代がかかる" というのがどういう意味なのかは、
前後の文脈を覚えていないので分からない。
単純に『同時に使うカメラの台数』が多いのかもしれない。
いずれにせよ、この話はもちろん TM NETWORK の映像にも関わってくる。
そもそも撮影されていなければ、
商品化などありえないのだ!!
…フフフ…
じわじわ切実感が伝わり始めましたネ?…。
というわけでやっと本題。
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今回のテーマは
[各ツアーの模様はカメラ収録されていたのか?]
商品化への障壁が低そうな、Sony自身が撮った映像に話を絞る。
ポコ太が特に夢と希望を抱いているのは次の3つ。
1)「Get Wild」のPVに僅かながら挿入される
「FANKS! BANG THE GONG TOUR(1987)」
「FANKS! BANG THE GONG TOUR(1987)」
2)「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」の最後にスクリーン上映された
「Kiss Japan Tour(1987~88)」
→ DVD「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」に収録。
→ DVD「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」に収録。
3)「クローズドサーキット」各会場で流されたOP映像にチラチラと映る
「CAROL Tour(1988~89)」→ 一部のみだが DVD「DECADE」に収録。※

※ DVD「DECADE」にて「COME ON EVERYBODY」PVの次に収録されているのが、
1989年8月30日「クローズドサーキット」各会場で流されたOP映像。
実際は10分程の長さがあり、スタッフインタビューの背景に
「CAROL Tour」の映像が延々と流れている。
なお、DVD「DECADE」に収録されている「LOVE TRAIN」のPVには
「EXPO ARENA」の沖縄公演が映っているが、
これは横浜アリーナ公演が商品化されているため、とりあえず優先度は低いだろう。
(ところで最終公演は沖縄のはずなのに、
何で横浜アリーナ公演のDVDが「EXPO ARENA FINAL」なのか?)
何で横浜アリーナ公演のDVDが「EXPO ARENA FINAL」なのか?)
さて、ここに挙げた3つのツアーは、ブレイクから絶頂期に至る
非常に重要なツアーにかかわらず、その一部分すら商品化されていない。
非常に重要なツアーにかかわらず、その一部分すら商品化されていない。
ちなみに「Dragon The Festival tour(1985)」と
「EXPO tour(1991~92)」も商品化されておらず、
「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX(1988)」と
「EXPO ARENA(1992)」を各ツアーのスペシャル企画だと考えると、
「EXPO ARENA(1992)」を各ツアーのスペシャル企画だと考えると、
TMN終了以前のツアーで商品化されているのは
なんと
「RHYTHM RED TOUR(1990~91)」と
「FANKS DYNA☆MIX TOUR(1986)」
(6曲のみだが)だけである!!
「RHYTHM RED TOUR(1990~91)」と
「FANKS DYNA☆MIX TOUR(1986)」
(6曲のみだが)だけである!!
「RHYTHM RED TOUR」が商品化されたのは、
このツアーではスペシャル企画の別ライブが行われなかった為だろう。
災い転じて福となした訳だ。
しかし、このお寒い状況。
TM ファンはもっと怒るべきだと思う。
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1)「FANKS! BANG THE GONG TOUR(1987)」
「Get Wild」のPVはもともと「All-Right All-Night」のPVと同じく、
ツアーのダイジェスト映像になる予定だった。
しかし撮影直前、九州巡業中のオフ日に宇都宮隆が右手を怪我してしまい、
サポーターを着けてライブをやることになった為、
急遽演出を変更し、香港ロケとなった経緯がある。
サポーターを着けてライブをやることになった為、
急遽演出を変更し、香港ロケとなった経緯がある。
そのため完成版PVのライブ映像部分では、
宇都宮隆の右手がはっきり映らないようになっている。
撮影会場は、宇都宮隆が右手に黒いサポーターを着けていることから、
怪我をした九州以降の公演であることが分かる。
ステージの幅に余裕があることから、4月27&28日の中野サンプラザ公演か?
また「Get Wild」のPVに使用されている映像は
その他の部分も コンサート後半部分は一切、写らない。
(宇都宮隆の衣装で判断)
このような経緯のため、先程の "イサク云々" の話を考えると、
コンサート全編ではなく必要な箇所のみ撮影された可能性が高い。
諸君、神は死んだ。
ところで『サポーターを着けてライブをやるから香港ロケに変更』という部分になんとなく
論理の飛躍を感じるのはワタシだけ?
単に香港ロケをやりたかっただけとちゃうんか?
2)「Kiss Japan Tour(1987~88)」
撮影会場は不明。
撮影スタッフや機材の移動に時間および経費がかかることなどを考えると、
順当に手間のかからない東京 → 中野サンプラザか?
こちらはダイジェスト映像に収録されている曲目を見ると、
先程とは一転して期待度は高まる。
ざっと流し見しただけでも
序盤の「Children of the new century」
中盤の「Don't Let Me Cry」「Kiss you」「RAINBOW RAINBOW」
終盤及びエンディングの「Dragon the Festival」「Human system」
の映像が確認できるのだ。
![]() |
「Don't Let Me Cry」 |
![]() |
左上「RAINBOW RAINBOW」右上「Kiss you」
左下「Dragon the Festival」右下「Human system」 ※この部分はポコ太の記憶です |
コンサート全体にわたってバランスよく収録されていることから、
全編カメラ収録された可能性は高い。
「Kiss Japan Tour」を愛してやまないポコ太としては、
これぞ人生唯一の希望である。
(おわび)
画像部分の曲目予想を「You can Dance」から「Dragon the Festival」に訂正いたしました。
エントリーのUPが終わった後ホっとしたのか、さらに色々と思い出しました。
「Kiss Japan Tour」では「Rainbow Rainbow」のエンディング部分で
ウツが「Over the Rainbow」を歌うのですが、
その時点でまだ、銀色の上着を着ていたと思います。
よって、これは「Rainbow Rainbow」以降の曲となり、
おそらく「Dragon the Festival」だと思います。
1人で騒いで、お騒がせしました。
2013.09.30 訂正
謎なのは撮影された会場。
冒頭、開演前の客席部分は武道館の映像(画像1)なのに、肝心のライブ部分は
ステージの幅の狭さ、客席との近さをみれば、武道館公演でないのは明らか(画像2)だ。
・ツアー開始当初の衣装ではない。(画像3)※
・小室ブースにツアー開始時点には無かった『ドラムパッド』がセットされている。(画像4)
・第三部の衣装が夏仕様では無い。
ことから、89年に入ってから4月の武道館までの間に撮られた映像だと思われる。
![]() |
画像3 |
※ツアー開始当初は正規の衣装が間に合わず、プロトタイプの衣装で行われていた。
画像左がツアー開始時点の衣装。画像右の正規版と比べ
いわゆる "鉄琴" が付いていないほか、インナーの装飾などかなり違う。
ポコ太の確認できた範囲では1988年12月9日のツアー初日から、
同月27日の大宮公演まではプロトタイプの衣装だったようだ。
3月4日以降~4月19日の武道館までは宇都宮隆の怪我により、
全て延期となっており、撮影会場はある程度絞られる。
その中でも異彩を放っているのが
89年2月6,7,9,10,13,14,15日 怒涛の7連続公演となった
『仙台イズミティー21』
『仙台イズミティー21』
「Just One Victory」のPVもこの公演中(おそらくオフ日だろう)に
舞台セットを使って撮影されている。
ポコ太としてはここが怪しいと睨んでいる。
そして宇都宮隆の復帰公演となった4月の『武道館 7Days』も撮影されていたはずだ。
ただし前述の『開演前の客席映像』は
PA席からハンディカメラで撮っているようにも見えて、少し挫けそうになるが…。
ちなみに DVD「DECADE」では極一部しか収録されていないが、
実際は「クローズドサーキット」OP映像中
「CAROL Tour」の映像部分だけでも8分ほどあって
「CAROL Tour」の映像部分だけでも8分ほどあって
(ただし音は全てCD版の「DIVE INTO YOUR BODY」)
しかもOP曲の「NERVOUS」から始まり、
第一部、第二部、第三部とコンサート全体にわたっている。
第一部、第二部、第三部とコンサート全体にわたっている。
これは期待できる。
ところで実はポコ太、「CAROL Tour」が 少々苦手 である。
にもかかわらず、ここで言及するのにはワケがある。
とかく「CAROL Tour」は、
第二部(ミュージカル)第三部(DANCE MEGA-MIX)が、注目されがちであるが、
第一部(通常のライブ)における宇都宮隆のアクションには目を見張るものがあった。
第三部が振り付けのついた『ダンス』がメインだったのに対して、
第一部のそれは、基本的にその場のノリの『自由なアクション』である。
この時の『キレキレ』の(意味不明な)ノリが後にも先にも、
ちょっと他の時期には見ないほど凄まじいテンションであった。
ちょっと他の時期には見ないほど凄まじいテンションであった。
(「Just One Victory」のPV最後の、テンポが倍になる部分で、
そのノリがほんの少しだが伺える)
そのノリがほんの少しだが伺える)
この要素は「CAMP FANKS!! '89」では欠落しており、
ポコ太としては「CAROL Tour」映像化に期待せざるを得ないのである。
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「Kiss Japan Tour(1987~88)」と「CAROL Tour(1988~89)」のフィルムは
破棄 及び 紛失していなければ
存在するということである。
ただ商品化となるともう一つ問題があるような…ないような…。
DVD「TMN final live LAST GROOVE 5.19」や
「DOUBLE-DECADE FINAL"NETWORK" in BUDOKAN」での
"編集" や "該当部分丸ごと☆カット☆" を考えると
最大の問題点は某B'zの御方が出ずっぱりなことかもしれない。
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しかしこんなことで妄想を止めるポコ太ではない。
ポコ太から妄想をとったら何が残るというのだ!!
というわけで、ここまで長々と書き連ねた今回のエントリーは、
実は次回への壮大なマエフリにすぎないのだ。
次回『切実企画 → その時テープはまわっていた!…のか?』に御期待ください!!
はぁ、疲れた…。
んじゃ、また。